長野市 住宅 分譲地 ラ・ルーチェ柳町 ブログ

捨てコンクリートの上に墨出しをし、その墨を基準に基礎の立ち上がりとなる型枠を組みます。

基礎の立ち上がり部とベース部分の配筋を組みます。
イノスの家では邸別基礎設計を行いますので、あらかじめ調査した地盤の強度データや、
算出した建物の重量などを入力し最適な基礎となります。
長期にわたって建物を支える頑丈な基礎にすることで、万一の不同沈下などを防止します。

開口部の補強です。
布基礎であれべた基礎であれ、基礎は構造的に一体となるように設計・施工をします。
構造上弱くなる人通口(点検用人通口)、排水用パイプなどの開口部へは鉄筋の補強をします。

人通口(開口用人通口)底盤補強箇所を拡大しています。
ここでは、土間配筋(15cmピッチ)の中間に補強筋を入れていますので、
7.5cmピッチで配筋されている様子が分ります。

主筋が定着されているかを確認しています。
基礎立上り部や基礎底版部などで、部位が変わったり角度が変わっているところ
でも一体性を持たせるために必ず相手の部位に鉄筋をのみ込ます必要があります。
これを定着と呼びます。
定着の長さはコンクリートの設計基準強度・鉄筋の種類・フックの有無や
部位によって規定されています。ここでは、左側から来た配筋が90度に曲がって、
35D(13㎜筋×35倍)以上の長さが定着がされているかを確認しています。

給配水用の配管スリーブ設置状況です。
建物内の給配水用のパイプは、基礎部分より外へ排出されます。
一般的には、基礎部分へ埋め込まれる配管は実管をそのまま使用しますが、
今回は、長期優良住宅にも対応できるスリーブベント管を埋め込み、後に、
ベント管の中へ実管を通します。それによって、将来的に配管を交換する際に、
基礎等への影響がなく施工することができます。

スリーブベント管等により、切断された鉄筋には補強筋を施工します。

かぶり厚についてもチェックします。
「かぶり厚」とは鉄筋を覆うコンクリートの厚みのことで、鉄筋を覆うコンクリートの厚みです。
基礎ベース部分は60㎜以上、基礎立上り部分は40㎜以上確保する必要があります。